講演内容




Future of Workplace in Japan
~ グローバルスタンダードなIWMSが日本にもたらす変革とは? ~

盛況のうちに終了いたしました。ご来場いただいた方々へ心より御礼申し上げます。



  • 開会挨拶

    柴田  英昭  株式会社FMシステム 代表取締役社長



    ビデオメッセージ

    ピエール ギュレン

    Pierre Guelen 氏
    ピエール ギュレン

    Planon International B.V.  Chief Executive Officer (CEO)

    Planonの創業者でありCEOとして、世界的な事業戦略の陣頭指揮を執る。
    1982年に自宅の屋根裏部屋で、初期のIBMコンピュータを使用してPlanonを設立した当初から、施設管理および不動産ソフトウェア業界の知名度を高める原動力となる。
    Planonは業界のリーダーとなり、「ベスト・マネージド・カンパニー」の1社に認定されるなど、数々の賞を受賞。オランダのデンボスとロッテルダムにあるアヴァンス応用科学大学で学び、経営工学の学位を取得。




  • 基調講演


    飛躍的な業務効率の向上:IWMSにより劇的に変わるワークプレイスと不動産管理の景色


    本講演では、ワークプレイスとスマートビルディングのテクノロジーが、統合ワークプレイス管理システム(IWMS)の役割をどのように再構築しているかを探ります。パンデミックの世界的大流行が始まる以前から、ヨーロッパでは柔軟な勤務形態が受け入れられています。COVID-19はこのシフトを加速させ、最適化されたオフィススペースの必要性を促しました。当社サービスのIWMSソリューションは、大きくわけて4つの特徴があります。  

    1つ目は、稼働状況の追跡やスペースの最適化などの機能により、快適性と効率性のバランスを見つける手助けをします。
    2つ目は、持続可能性です。2015年の国連気候協定の後、ヨーロッパでは持続可能性への取り組みが急増しました。企業はカーボンフットプリントの報告を開始し、企業はIWMSシステムを導入することで、資源消費の監視と削減を可能にしています。
    3つ目は、福利厚生です。欧州におけるWELL認証の急成長に見られるように、ウェルビーイングへの注目が高まっています。欧州企業は、ウェルビーイングは労働者の生産性向上につながると考えています。これに対応するためには、ニーズに合わせたワークプレイスとサービスの提供が必要です。
    4つ目は、SMARTビルディング・テクノロジーの導入です。欧州ではIoT技術が採用され、データが豊富なアプリケーションが登場したため、このデータを理解するために "デジタル・ツイン "の概念が必要になりました。
    私たちはこれらのトレンドを受け入れ、IWMSの機能を活用することで、日本の組織は業務効率を高め、コストを削減し、持続可能で従業員中心の職場を作ることができます。




    イワン ファン エルダイク

    Iwan van Eldijk 氏
    イワン ファン エルダイク

    Planon International B.V.  Vice President Partnering & Alliances

    1999年にPlanonに入社し、2019年からPlanonのパートナーエコシステムを担当しています。技術開発パートナー、システムインテグレター、再販事業者など、世界中のパートナーに対する窓口責任者です。前職は、様々な業界で営業職を経験し、4年間ファシリティマネージャーを務めました。
    マーストリヒトの応用科学大学を卒業した後、2012年、フローニンゲン大学ファシリティ・不動産管理修士課程修了。Planonでの職務に加え、デーフェンター、ユトレヒト、ロッテルダムの応用科学大学でファシリティマネジメントと企業不動産マネジメントで教鞭をとっています。 常にアウトサイド・インの視点で物事に取り組むことを心がけ、私たちを取り巻く世界や、特にITと組み合わせたファシリティマネジメントの業界において、今後の発展に強い興味関心を抱いています。




  • 特別講演  1



    エリア巡回保守サービス
    IWMSを活用した先進的な建物維持管理手法

    建物管理業務は現場人員が、ビルオーナー対応、テナント対応、設備監視、点検を始めとした現場完結型でのサービスを実施しています。 日本の人口減少の中で今後もビルサービス提供を継続するため、従来型からの脱却を行うため、NTTファシリティーズでは新たにIWMSを活用した「情報共有環境」を構築し、現場完結型で行っていたサービスをリモートサイトで行う先進的な巡回型ビルサービス「エリア巡回保守サービス」を2022年4月より全国10エリアで開始しました。Planon IWMSを活用した先進的な巡回型ビルサービス「エリア巡回保守サービス」の取組みをご紹介します。


    佐々木 庸晴

    佐々木 庸晴 氏
    ササキ ノブハル

    株式会社NTTファシリティーズ  NTT本部 サービス推進部 ファシリティマネジメントサービス部門 技術担当課長

    (2019年)NTTファシリティーズ 入社
    これまで、オフィス・商業・福祉施設等の建物維持管理業務に従事。現在はNTTファシリティーズにて全国の建物維持管理の制度主幹として、高度化・効率化施策を所掌


    秋山 裕貴

    秋山 裕貴 氏
    アキヤマ ヒロキ

    株式会社NTTファシリティーズ  NTT本部 サービス推進部 ファシリティマネジメントサービス部門 技術担当

    (2017年)NTTファシリティーズ 入社
    これまで、省エネコンサル業務や中央監視装置の新築・更改工事に従事。現在はNTTファシリティーズにて全国の建物維持管理の制度主幹として、高度化・効率化施策を所掌




  • 特別講演  2



    三井住友信託銀行のFM支援サービス


    弊社は1924年(大正13年1)の創業以来、一世紀近くに亘り、不動産事業を中核事業と位置付け数々の先駆的な取組を行ってまいりました。 また、お客さまの多様なニーズに少しでも多くお応え出来る様、サービスの弛まぬアップデートに努めております。現在では、受託者としてお客さまの不動産の管理運営を担ってきたノウハウを活かし、ファシリティマネジメント(FM)の領域でも各種サービスを提供しております。主にお客様のノンコア業務のアウトソース推進を支援することで、コア業務へのお客様のリソースシフトを実現頂くことに主眼を置いており、その領域は不動産情報整備、不動産管理体制構築、建物維持保全、省エネ、BIM-FM等多岐に亘ります。

    また、FMのみならず、不動産開発、建築の支援体制も有しており、お客様の不動産のライフサイクルを通じた一気通貫の業務提供が出来ることに強みを持っております。本講演では、幾つかの最新の事例等を交えて、弊社のFM支援業務の概要と多くの企業様に共通するFM領域の課題と傾向等についてご案内申上げます。


    鈴木 雅士

    鈴木 雅士 氏
    スズキ マサシ

    三井住友信託銀行株式会社  不動産受託推進部長・不動産ソリューション 部長

    1992年上智大学卒業。鉄道会社(開発、用地担当)、不動産ファンド会社(AM)を経て2011年中央三井信託銀行㈱(現・三井住友信託銀行㈱)入社。
    主に土地信託案件管理、開発コンサル業務に従事後、2013年度よりFM業務立ち上げ、各種コンサル対応等に従事。現在は開発コンサル、CM、FM、CRE、環境認証取得支援、不動産鑑定、賃貸借仲介等の各種業務を複合的にお客様に提供する「不動産バリューチェーン」機能の高度化に携わっている。



  • パネルディスカッション



    IWMSへの期待


    パネリスト


    光田 祐介

    光田 祐介 氏
    ミツダ ユウスケ

    株式会社日建設計  デジタル推進グループ デジタルソリューションラボ アソシエイト

    1980年 横浜生まれ。
    2005年 修士課程修了後、大手不動産会社に入社し建築設計業務に従事。その後、商品開発、BIMの導入・推進、AIやWEBサービスの開発等の新規事業推進に携わる。
    2021年 日建設計に入社。
    現在はIWMSも含めたスマートビルのコンサルティング及び、ライフサイクル(BIM)コンサルティングが主な業務領域。
    一級建築士、認定ファシリティマネージャー、CASBEE建築評価員。




    千葉 友範

    千葉 友範 氏
    チバ トモノリ

    EYストラテジーアンドコンサルティング株式会社 カスタマーエクスペリエンス・トランスフォーメーション パートナー

    日本ファシリティマネジメント協会 会員。
    大学院在学中より産学官連携によるソフトウェアベンチャー立ち上げに参画後、総合系コンサルティングファーム、IoT企業の役員のほか、 AIやブロックチェーン企業の顧問などを務め、現職。
    近年は、ヒトとテクノロジーの融合をテーマにIoTなど先進技術を活用した次世代型のファシリティマネジメントビジネスやプラットフォームビジネスの在り方などについてのプロジェクトを多数牽引。
    執筆等
    「FMで活用するICTシステム Vol2 -次世代ファシリティマネジメントへのDX」 JFMA コンピュータ活用研究部会。
    他、執筆・講演多数実施。




    白川 愛幸

    白川 愛幸 氏
    シラカワ ヨシユキ

    日本空調サービス株式会社  FM管理部FM事業企画チーム

    2001年 日本空調サービス株式会社入社。
    PM(Preventive Maintenance)チームに配属。
    医薬品工場 建築設備の施工管理・立上げから定期保守の立案・監理・法規対応文書作成を中心に特殊施設(半導体工場・自動車工場・病院など)の維持管理業務立上げなどに従事。
    2021年よりFM管理部 事業企画チームに所属し、維持管理業務のDXに関する取組みをおこなっている。
    その他の活動として、2015年より国際製薬技術者協会(ISPE)メンテナンスCOP、再生医療COP(現ATMP-COP)に参加。
    2021年より建築設備技術者協会 BIM-WGに参加。
    2022年より日本ファシリティマネジメント協会 BIM・FM研究部会に参加。




    鈴木 雅士

    鈴木 雅士 氏
    スズキ マサシ

    三井住友信託銀行株式会社  不動産受託推進部長・不動産ソリューション 部長

    1992年上智大学卒業。鉄道会社(開発、用地担当)、不動産ファンド会社(AM)を経て2011年中央三井信託銀行㈱(現・三井住友信託銀行㈱)入社。
    主に土地信託案件管理、開発コンサル業務に従事後、2013年度よりFM業務立ち上げ、各種コンサル対応等に従事。現在は開発コンサル、CM、FM、CRE、環境認証取得支援、不動産鑑定、賃貸借仲介等の各種業務を複合的にお客様に提供する「不動産バリューチェーン」機能の高度化に携わっている。




    小野 雄介

    小野 雄介 氏
    オノ ユウスケ

    株式会社NTTファシリティーズ  NTT本部 サービス推進部 ファシリティマネジメントサービス部門 技術担当課長

    (2006年)NTTファシリティーズ 入社
    これまで、商業・オフィス・研究・厚生・通信施設等のファシリティに関する経営課題のコンサルティング業務に従事。現在はNTTファシリティーズにて全国の建物維持管理の制度主幹として、高度化・効率化施策を所掌



    モデレーター

    熊谷 比斗史

    熊谷 比斗史 氏
    クマガイ ヒトシ

    株式会社ファシリテイメント研究所  代表取締役マネージングダイレクター

    1986年富士ゼロックスにソフトウェア開発者として入社。1990年に同社オフィス研究所に異動後、一貫してファシリティマネジメントに携わる。
    日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)への出向やオランダFM大学院、イギリスFMアウトソーシング会社での研修を経て、2007年イギリス系不動産コンサル会社DTZデベンハム・タイ・レオンに転職。グローバルFM/CREコンサルタントに従事する。
    2012年にファシリテイメント研究所を設立。ユーザーのイクスペリエンス(感動体験)を創るホスピタリティFMを目指し、CREやワークプレースプロジェクト、FM管理業務からFMのIT分野まで幅広くコンサルティングを提供する。
    2022年からは武蔵野大学データサイエンス専攻科博士課程(後期)にも籍を置き、ファシリティ・ワークプレイスデータサイエンスの研究も携わる。








  • クロージング

    柴田 英昭  株式会社FMシステム 代表取締役社長